5分でわかる料理写真中級者のための撮影のコツ

この記事は約6分で読めます。

「料理 構図」や「写真 構図」とググった経験はありませんか?ネットではたくさんの定番構図が紹介されており、真似すれば綺麗に撮影できるように思えますが、いざ撮影してみると盛り付けや、器の形など料理に合わせて最適な構図を見極めるのにかなり苦労します。

ではプロのカメラマンは、料理ごとに合わせてどのように構図を見極めているのでしょうか。構図を見極めるのにプロも重宝する、便利な法則をみていきましょう。

上からとるか、横から撮るかを考えるのが、はじめの一歩

まず考えるべきことは、撮影の角度です。料理を上から撮るか、横から撮るか、はたまた斜めから撮るか考えます。ミルフィーユなど断面を見せたい料理、高さを強調したい料理は横から撮影しますが、それを除いては上から撮る(=俯瞰撮影)を優先します。俯瞰撮影はとにかく簡単に撮れて、アレンジも自在だからです。

一方、横からの撮影は、7点以上の注意事項に気を払いながら構図を決めなければならずとても大変です。

ではどのようにして、「上から撮るか、横から撮るか問題」を見極めれば良いでしょうか。

俯瞰撮影のコツ

それでは俯瞰撮影での構図づくりのコツを学んでおきましょう。知っているのと知らないのでは格段に差が出ますよ。

俯瞰構図のコツ①:「真」俯瞰を意識する

無意識に俯瞰構図に挑戦すると、少し手前や左右に傾くことが多く、写真に歪みができてしまいます。もちろん後ほど編集ソフトで補正することも可能ですが、なるべく撮影時に真上を意識したいものです。iPhoneの標準カメラには、真上を測れる便利な機能がついていますので使ってみましょう。

設定からグリッド線を出せるように設定すると下の写真のようになります。(設定の手順は後ほど説明します。)

カメラを被写体の上で構えると中央に黄色の十字と白色の十字が現れます。

①のように2つの十字がずれてるときは、一見俯瞰のように見えますが、真俯瞰ではありません。スマホの傾きを調整すると②のように2つの十字が重なり、真俯瞰の写真を撮影できますよ!

グリッド線を出す手順

①ホーム画面から設定を起動させ、カメラを押します。

②カメラの設定からグリッドを押して、表示が白から緑に変われば設定完了です。

③カメラを起動させたら、グリッド線が出た状態になっています。

俯瞰構図のコツ②:「日の丸構図」をやめる

日の丸構図は日本国旗のように中心にメインの被写体を置く構図です。この構図は素人っぽい印象を与えるため、思いっきり画面の端にずらしてみましょう!

対角線構図やアルファベット構図などを意識して撮影するとうまくいきます!

siva
siva

あわせて料理写真の基本構図について勉強していきましょう!

俯瞰構図のコツ③:料理に関連するアイテムを置こう

人気なインスタグラムの写真によく見られる構図なので、是非ともマスターしたいところですね。

あなたのアイデア次第で無限大なので、どんどん身の周りにあるものを試してみましょう。

その他に100円均一のアイテムも便利で、とても人気です。しかし安価なプラスチックの質感が強いアイテムを置いてしまうと料理が安っぽく見えたり、新鮮感が損なわれてしまうため素材には注意が必要です!

ポイント:アイテムを増やす時は、主役となる料理に関連するものを置くとよい!

また色を増やし過ぎないことも大切です。色味が多いと感じたら「引き算」する勇気も大切です。

siva
siva

おしゃれな料理写真に仕上げるためにもテーブルコーディネートについて確認しておきたいですね!

横または斜めから撮る場合

前述の通り、意識するべきことが多すぎます。全てを覚えて使いこなすことは難しいので、撮影時は是非この記事を確認してみてください。

横から構図のコツ①:被写体の「背の順」を意識する

手前から背の低いものを置きましょう!この並びにするとスッキリとした印象になり、スタイリッシュな仕上がりになります。

横から構図のコツ②:被写体は2つにする

被写体は2つにして、対角に置くことをおすすめします。被写体を2つにすることでそっけなさがなくなりおしゃれ度が増します。

さらに手前にメインの料理をおいて、奥側の料理をぼかすとよりおしゃれになりますよ!

しかし、スマホに備え付けられたカメラで撮影する場合、手前にピントを合わせても一眼レフよりぼかしが劣っているため良い仕上がりにはなりません。このような場合は、望遠レンズや望遠アプリを利用して撮影してみましょう!

横から構図のコツ③:アップで撮る

アップつまり料理に寄って撮影することで迫力が出たり、素材感や色合いをリアルに映し出すことができます。

 

siva
siva

コップなど円形のものを横や斜めからアップで撮影すると目で見てる形と画面に写っている形と違うという経験はありませんか?

例えばこの絵をもう少しアップで撮りたい時は…

この画面のままズーム機能で拡大するとこんな仕上がりに!被写体に歪みが生じず撮影できていますね。

しかし、最初から被写体とカメラの距離が近い、つまり寄って撮影した場合カメラの構造上歪みが生じてしまい、コップの口の部分の形が本来と異なっていることが明らかですね。

こんな時は、最初から寄って撮らずに、撮りたい被写体の形を正確にとらえられる場所からズーム機能でアップにして撮影してみましょう!うまくいきますよ!

横から構図のコツ④:被写体の形を正確にとらえる

被写体の形を正確にとらえるためには、下の良い例のように被写体の正面をしっかりととらえ、被写体がフレームの枠と垂直、平行になるようにカメラを構えることが大切です。

被写体をうまくとらえられない場合は、下の悪い例のように違うもののように見えてしまったり、本来の形と違った形になってしまったりします。

良い例

横から構図のコツ⑤:できれば背景から遠ざける

背景と遠ざけることで立体感を出すことができ、写真の迫力が増します。

 

背景は無地がおすすめです。背景にするものの質感によって雰囲気が変わるので、様々な種類で試してみてください。

siva
siva

背景は写真の重要な部分です。背景についても勉強しましょう!

横から構図のコツ⑥:縦画面にするとさらにスタイリッシュに

縦画面で撮影することで奥行きが出てスタイリッシュさ演出できます。

横から構図のコツ⑦:余計なものが写ってないか再度チェック

余計なものが写っていたらせっかくの写真も台無しです。まわりに余計なものが写っていないか必ず確認しましょう!

きれいな料理写真を撮るための構図まとめ

まずは俯瞰撮影を試してみて、もし難しそうならアイテムを整え、望遠アプリを起動して横から撮る、というのがスマホ撮影の法則です!是非試してみてください!

このコツを踏まえて撮影できるようになったら、素敵な料理写真を撮影できる中級者さんです!さらにステップアップするために上級者向けページへ進みましょう!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました