写真初心者におくる料理写真の基本構図

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おしゃれなレストランやカフェに行って料理の写真を撮ってみたけど、なぜかおいしそうに撮れないと悩んでいるあなたにおいしそうに見える料理写真の撮り方を解説します!


結論から言うと、おしゃれでおいしそうな料理写真を撮るには、場面に合わせて決まった構図で撮影すればいいということです。

「構図って何?」とか「どんな場面にどの構図を使えばいいの?」など 1から構図についてわかりやすく解説していきます!

構図とは

フレーム内の被写体の配置や、フレーム内に占める大きさを考えることです

写真を撮影する際に大切なことは、「主役を決めること」。

主役をどう見せたいのか、その写真でどういうメッセージを伝えたいのかを考えて、余計なものを省きながら適切な構図を考えていくことで魅力的な写真が撮影できます。

 

特にSNSを中心に人気のスクエア(正方形)写真は構図が命!

構図について勉強していきましょう!

おいしそうな料理写真を撮影する方法

おいしそうな写真を撮影するにはライティングや加工・編集など様々な観点が重なり合って成立します。

しかし、構図の点から考えると寄って撮影することです。寄って撮影することで迫力が出て、素材感や食材の色合いを表現することができます。とっても簡単な方法だから初心者から挑戦できます!!

しかし、構図には「寄って撮影する」というフレーム内の占める大きさだけでなく、被写体の配置という観点もあります。

それでは、これから被写体の配置について勉強していきましょう!

基本の構図

料理写真に有効な構図は以下の5つです。

  • 三分割構図
  • 三角構図
  • 対角線構図
  • アルファベット構図
  • 日の丸構図
  • 俯瞰構図

それぞれの構図について詳しく解説していきましょう!

三分割構図

画面を縦横にそれぞれに3分割した線や交点上に被写体を置く構図です。交点に被写体の重要な部分を配置することで、見る人の注意をより引き立てることができます。

カメラのグリッド線が出る場合は、グリッド線を利用すると歪むことなく撮影することができます。

線を利用して一列に並べられた料理や、交点を利用して1品料理を中央から少し外して撮影するできます。

これから紹介する構図にも応用できるので、まずは三分割構図を習得することをおすすめします!!

三角構図

フレーム内で3つの被写体を三角形の頂点にそれぞれ配置する構図です。三角構図は土台がしっかりしているので安定感があります。

俯瞰撮影(真上から撮影する方法)の場合は、メイン、副菜、ドリンクを三角形に並べて撮ったり、横や斜めから撮影する場合は主役を1つ選び、手前において残りをぼかせることで温かみのある素敵な写真に仕上がります。

対角線構図

被写体をフレームの対角線上に並べる方法です。「奥行き」を出すのに最適です。

長皿や同じ料理の2皿に盛り付けられた料理を撮影する際におすすめです。

対角線を活かして撮影するには俯瞰撮影がおすすめです。

横または斜めから撮影する場合は三角構図同様、同じ料理を2皿分並べるときは手前の1皿にピントを合わせて、奥の皿をぼかすと綺麗に撮影できます。

アルファベット構図

アルファベットの「C」や「S」などの文字の形を写真の中に作り出す構図です。

丸や楕円の形のお皿に盛り付けられたときにおすすめの構図です。

少しの変化ですが円の一部が切れるので、とてもおしゃれに見えますよ。SNSなどに投稿する料理の写真に使えます。

日の丸構図

被写体をフレームの真ん中におく構図です。この構図は誰もがやったことのある構図なのではないでしょうか。写真を見返してみるといつも被写体が真ん中にある人も少なくはないと思います。

みんながやってるから簡単な構図だと思うかもしれませんが、一品料理をど真ん中においてあるだけなので料理が強調されてしまい、バランスを撮るのが難しく、うまく撮れないとそっけなく、素人っぽくしあがってしまう中級~上級者向けの構図です。

商品紹介やポスターなどの撮影におすすめですよ。

 

俯瞰構図

真上から撮影する構図です。雑誌やおしゃれなインスタグラマーさんの投稿で見たことがある方も多いと思います。

撮影自体は真俯瞰(撮影器具と机が平行する)を意識すればうまくいきます。しかし、寄って撮影せず、カトラリーやテーブルクロスなどのテーブルコーディネートも組み合わせて撮影する場合は、料理と関連アイテム、そして空白のバランスを撮るのが難しいので要注意です。

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縦向きと横向き

一般的な縦横4:3の比率で撮影する場合、縦向きで撮影するか、横向きで撮影するかも重要なポイントです。

横向きはより自然な仕上がりになります。人間の目は横の広がりに強いという特徴があるため、横向きの方が自然に見えやすいです。

 

一方、縦向きは人間の目の特徴から違和感を多少覚えますが、奥行きや高さを出す効果があります。ドリンクやパフェなどの撮影におすすめです。

ここまでの内容を覚えたら皆さんはもう中級者です!次は構図を使った撮影のコツについて勉強していきましょう!

5分でわかる料理写真中級者のための撮影のコツ

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